2011年1月30日日曜日

築地お買い物案内。

キッチンスタジオでのイベントで
私が案内する《築地のお買い物案内》をいたしました。

いつも、私が買い物する店や
好きな食べ物屋さんのオススメの料理などを
こっそり、教えながら歩き回りました。

帰りに、みんなの買った戦利品を
テーブルに並べて写真を撮ってみました。

生のザーサイ、まぐろ節粉、
白いイチゴ、丹波笹山の黒豆など。
ちょっと珍しいものが入手できました。

皆さんに、面白かったー、またやってね。
と言っていただき、ホッとしました。

私が、いちばん楽しかったかも。
また企画しますね!

2011年1月24日月曜日

南部地鶏炙り親子丼なぅ。

築地で、朝ごはんを食べました。
南ばら亭の親子丼です。

この店は、卵にグラム数が書いてあって
卵の重さに対してダシの量を調整するような
こだわりのお店です。

具とごはんとのバランスも考えて作ってくださるので
今日は、注文するときに
ごはんの量を少なめでお願いしました。

路面店とは思えないほど、清潔で
器も、盛り付けもとても美しいです。

実は、最近、ちょっと体調を崩していて
食欲がなかったのですが
みりんも砂糖も使わない優しい甘さと
たまごのトロッとした食感で
スルッと喉を通ってゆきました。

ごちそうさまでした。

2011年1月20日木曜日

生命の話。

十数年前、デパートのペットショップを見てたら
ジャンガリアンハムスターと目が合いました
妙に可愛くて、つい連れて帰ってきてしまいました。

ハムスターとの生活は想像していたたよりも、
色んなことに気づかされたり、考えさせられたり。
とにかく楽しくて、世話も苦にならなりませんでした。

ある日、ハムスターのお尻に
蚊に刺されたような跡を見つけて、
獣医さんに連れて行きました。
皮膚がんでした。

添加物が多いエサのせいなのか、環境ホルモンが悪いのか
最近のペットには、癌が多いと言われました。

獣医さんに通って、オーガニックのエサを食べさせ、
漢方の煎じ薬を飲ませたりもしました。
でも時々、具合が悪くなって入院しました。
何度も酸素室に入れられて、お見舞いに行きました。

当たり前だけどペットは保険がききません。
毎月、高額の診療費を獣医さんに支払っていました。
当時の私は、ハムスター♂のために働いていたといっても
過言でなかったと思います。

そんな話を知人に話したら
「信じられない~。
 それだけのお金を出せば
 新しいハムスターが買えるじゃないですか」
と言われました。

その言葉をきいて悲しくなりました。
たかがハムスターだけど 、
私にとって、毎日を一緒に過ごした家族でした。

牛や豚や鶏や野菜にだって生命はあります。
ヒトは、毎日、いろんな生命をいただいて
生きているくせに何が違うんだろう。。。
そんな自問自答をしました。

でも、そうせざるを得ない自分が居ました。
関わった命に対して、出来る限りのことをしたいと願うのは
エゴなのでしょうか。

寒い冬の朝、
ハムスターは私のてのひらの上で
コトリと命が尽きました。

庭の片隅に深く埋めてお別れしました。

今日みたいに晴れた寒い日は
ハムスターをことを思い出します。

生命ついて気づかせてくれたあの子に、
今でも感謝してます。

2011年1月18日火曜日

闇タジン鍋。

モロッコに行った友人から
スパイスを、おみやげにいただきました。
「魚用と肉用だよ」
と、手渡されました。

使いたくてうずうずして、
魚のスパイスでタジン鍋を作ってみました。

モロッコ料理の正式な味の見当がつきません。

設計図のない建築物を作るような気分で
魚にスパイスと白ワインをふりかけて漬け込んだ後、
タジンに材料を放り込んでゆきました。

やがて、タジン鍋から湯気が立ち、
エキゾチックなスパイスの香りが
キッチンに立ち込めました。
カレーに似てるけれど、
爽やかで、体験したことのない華やかな香り。



タジン鍋は、水を一滴も使わずに調理できる、砂漠の民のための蒸し鍋。
思いつきで入れたじゃがいもが、魚介と野菜のうまみを
ギュッと吸って、おいしく仕上がりました。

見当もつかない料理を作るのは
初めて訪れる国を旅してるときみたいに、ドキドキしました。
ごちそうさまでした。

2011年1月15日土曜日

バラの花。

撮影小物で花を使うことが多く、
個人的にも、自宅やキッチンスタジオの部屋には
生花を欠かさないようにしているので
近所の花屋さんに、よく足を運びます。

中でもバラの香りが好きで
つい、クンクンしてしまいます。

最近のバラは、品種改良されているのか
香りがするものが、ほとんどありません。

なんだろう。。。
香りが少ないと虫がつきづらいとか、
長持ちするとか、
あるのかしら?

柑橘系は、香りが強いと
たいてい、トゲと種がたくさんあります。

香りと生命力って何か関係がある気がします。
トゲと香りが少ないバラは、
なんだかちょっぴり儚い気がします。

2011年1月11日火曜日

かがみ開き。

鏡開きは、お正月にいらした歳神さまに捧げた鏡餅を、
お下げして1月11日にいただく習慣です。

最近、仕事をしていて思うのは、
一般的に、古くからの日本の行事にまつわる食の感覚が
薄れてきているのを強く感じます。

先日も、
「七草粥は、正月を明けた辺りに食べればいいものだと思っていた」
と、社会人歴が数十年の方に言われて、驚愕しました。

・・・確かに、
正月に餅を食べなくても
七草に粥を食べなくても
困ったことは、何も起こりません。

でも、なんだか寂しいです。

日々の暮らしの中で、
四季と日本の伝統と食は、密接に関わっています。

古いことだけが良いとは思いません。
最初は、海苔巻きのだったはずの恵方巻きが
恵方巻きロールケーキになっても
それは、それでありだと思います。(ビックリしたけど)
季節を感じる『心』を伝えるためにできた商品だと思うから。

『温故知新』という言葉のように
伝統を踏まえた上での
時代に合った食文化を、私は大切にしたいのです。
日々の暮らしを楽しんで豊かにするためにも
日本の美しい心を伝え続けてゆきたいと考えています。

2011年1月8日土曜日

ブータン料理。

唐辛子農家のPeppers.さんに
ブータン料理の『エマ・ダツィ』を作っていただきました。
エマが唐辛子、ダツィがチーズを意味するそうです。

この素材の組み合わせがブータン料理の基本で
中に入れる食材によって、料理名が変わってきます。

日本でたとえるなら
お寿司→ネギトロ巻き
みたいなイメージでしょうか。

今回は、唐辛子とキノコを使った
『シャム・ダツィ』を作っていただきました。

材料は、シンプルです。
唐辛子、きのこ、バター、チーズ、水、塩。
想像がつきますか?

グラタンやピザのような濃厚な乳製品の味わいと
唐辛子の辛さとうまみ、キノコの歯ざわりがマッチしてました。

一口で汗が噴き出すほど、ものすごくカライのですが
もう一口食べたくなる不思議な魅力がありました。

年末からこじらせてしまった風邪が、なかなか抜けず
元気がでなかったのですが、
唐辛子の刺激で、からだに活力が蘇えった気がしました。

『国民総幸福量』という考え方が、政策の基本となっているブータン。
食べただけで幸せな気持ちになりました。

2011年1月5日水曜日

初夢。

「一富士(いちふじ)、二鷹(にたか)、三茄子(さんなすび)」
が初夢に出てくると、縁起が良いとされますね。
みなさんは、どんな夢を見ましたか?

初夢に限らず、
今の私にとって夢は、叶えるもの。

他人からみて、そんなコト
…と思われるかもしれませんが、
小さなことから自分にしかできないこと、したいことを
実現させるために、今年も突っ走ります。



写真は、窓辺に吊るしたサンキャッチャー。

ガラスの多面体なので、光が差し込むと
部屋中に「虹のたまご」が、風に揺れます。

それは、夢のように美しい光景です。

2011年1月1日土曜日

元旦。

新年あけましておめでとうございます。

オトナになると「初めて」という経験や発見が
少なくなってくる気がします。

昨年は、定置網漁船に乗せていただいたり
バイクを飛ばして農家にお邪魔して、
唐辛子畑で苗を植えたり、
大根を収穫をさせていただきました。

また、想像もしたことがないような職業の方にお会いしたり、
多くの方と交流する機会に恵まれました。

オトナなのに、初めての経験と発見が多く、
邂逅に感謝しております。

今年は、どんなワクワクが待っているのでしょう。
皆様とともに、ステキな時間を過ごせることを
楽しみにしております。

何卒よろしくお願い申しあげます。