2011年12月31日土曜日

バカンス。

年末、駆け込みで仕事が入る中、慌ただしく片づけて、
東南アジアで、バカンスを楽しんできました。



ベトナムは、何を食べてもごはんがおいしかった!
フランス領だっただけあって、パンもおいしいし、
フォーもいろんな種類がありました。



行き当たりばったりな旅だったのですが、
珍しいところでは
屋台で、『ヤギの焼肉や鍋』や『雷魚の油鍋』を食べたりしました。
国営の食堂で定食も食べてみました。
どの料理にも使われているハーブが、とても印象的です。



プーケットでは、現地で暮らす方にご案内いただいて
タイの東北地方イサーンのスパイシーな料理を食べたり、
タイ人のシェフに教わる料理プログラムに参加したりしました。



トランジットで時間があったので
シンガポールのチャイナタウンをうろうろして
シンガポール・チキンライスを食べたり
市場の秩序に感心したり。



街や食べ物を見ているだけで
それぞれの国が、どんな文化を大切にしていて
国の意思が、どんな方向に向かっているのか、
漠然と感じられました。

おかげさまでリフレッシュして年の瀬を迎えています。
みなさま良いお年をお迎えください。

2011年12月13日火曜日

栄養士さんへのスキルアップセミナー

ときどき、自衛隊の栄養士さん達に
スキルアップセミナーをしています。

メニューの作り方や見せ方、
具体的な調理法や、メニューのネーミングの考え方、
食堂の前に張り出す料理写真の並べ方や撮り方などを
お教えしました。



メニューを考えるとき、1日に使える肉や魚の量は限られており、
もちろん、カロリーや栄養、金額のことも考えて
日々、奮闘していらっしゃる方々なので
教えながら私の方が勉強になることが多いです。

先生と呼ばれることが苦手な私なので
おしゃべりしながら、和気あいあいと楽しく講義をしてます。
ランチは、野菜たっぷりの私の手作りごはん。
忘年会も兼ねていたので、ロゼのスパークリングワインをお出ししました。



お土産に駐屯地の近くの『かりんとう饅頭』や
おいしいおせんべい、手作りの柚子はちみつをいただきました。
ごちそうさまです。

2011年12月10日土曜日

ファッションショー

子どもの頃に、なりたかった職業はなんでしたか?
女の子だと、スチュワーデスだったり、歌手だったり、ファッションモデルだったり
そんな夢を一度は描いたハズ。

いつもは、ジーンズ姿で調理場や現場を走り回ってる仕事をしている私ですが
昨日はなぜか、カナダ大使館のファッションショーで、洋服のモデルを経験しました。



着物をリメイクした洋服は、
世の中にたくさんありますが
友人がいつも着ているワンピースがステキで
「どこで買えるの?」
と尋ねたところ、デザイナーのヘンミンさんをご紹介いただきました。

ヘンミンさんがカナダ大使館で行われる
TELL主催のチャリティーパーティーに洋服を協賛するのだけれど、
応援している方々にモデルをお願いしているタイミングでした。
ご紹介いただいた友人から
「一緒に出よう!」
と誘われて、いいのかな・・・?
と、少し迷ったのですが
ヘンミンさんの
「日本のアイデンティティを世界に」
という熱い想いに共感したことと
こんな経験は、そうそうないと思い快諾してしまいましたw



ヘンミンさんのアトリエに遊びに行ったら、本当に素敵なお洋服がたくさん☆
彼女の見立てで、衣装を決めて試着して感激。
ものすごくスタイルが良く見えて、楽ちん。
そして、自分らしくなれるような気がする不思議な服です。
洋服で、こんなにテンションが上がるのかとビックリしました。

本当に楽しい経験でした。
ヘンミンさんありがとう。

2011年12月2日金曜日

選ぶ責任。

魚の商品開発用に、切り身が30枚届きました。

ひとりでは食べきれない量ですが
依頼されているボリュームに対しては
これでも、ギリギリか足りないぐらいです。




先日、レシピの一部を私が考えた飲食店に
用事があり、営業時間前にうかがったところ
食材が搬入されてきました。

メニューの中に、もやしを使ったものがあるのですが、
4キロ袋に入ったもやしが、いくつも届き、
私が選んだことによって、
大量に使われる予定の食材を目の当たりにしました。


そういえば、某流通で商品開発していたときには
冷凍の鶏のから揚げをオーダーで作っていただいたのですが、
月間でトン単位を注文してたっけ。
鶏にしたら何羽分だったんだろう?
などと、ぼんやり考えてしましました。

植物だって動物だって、命をいただいているのだから
粗末にしたくないです。
残さずおいしく食べていただけるようにする責任があると
改めて、気を引き締めてゆきたいです。

2011年11月26日土曜日

仕事旅行社さんのパーティ。

お世話になっている
仕事旅行社さんのパーティに
ゲストスピーカーとしてお招きいただきました。



イルカの調教師や芸者、花屋さんなど
普段、接することができない仕事を
体験できる機会を作ってくださってます。

転職を考えている人や
他の仕事をのぞくことによって
今の仕事を見つめなおすことや
興味がある分野の人とのつながりを作る
という目的があるそうです。

風邪をひいてしまい、直前までぐったりしてましたが
みなさんの熱い想いに触れて、
気力がみなぎりました。

ゲストスピーカーとしていらしていた
エステを経営なさってるトロワサンクの北川さんのお言葉が、私は心に残りました。

「情熱があれば何歳から始めても、遅くないです。」

本当にそのとおりだと思います。
私もがんばろう!!

お招きいただき、ありがとうございます。

2011年11月23日水曜日

バナナ

以前、食糧新聞さんのブログにも書かせていただいたのですが
現在、日本で消費されている果物のNo.1は
みかんを追い越してバナナです。

先日、バナナレシピコンテストの入賞作品を作って
撮影するお仕事をいただきました。

編集者さんがお持ちくださったバナナの山!
このバナナは、通常のバナナの大きさが2倍あります。
こんなにたくさん、重かったろうな・・・。



みなさんのアイデアを拝見すると
お子さんと一緒に食べるシチュエーションが多いようで
愛情を感じるレシピが、たくさんありました。

試作したものを編集者やカメラマンさんと
いただいたのですが、本当においしかったです。
コンテストが発表になったらまたお知らせします。

2011年11月19日土曜日

冷蔵庫の中。

「けーこさんの冷蔵庫の中が気になる」
と友人に言われました。
確かに、珍しいいただきものや
気になって買った変わったものがたくさん入ってます。



たとえば、アメリカ土産のオーガニックのアーモンドバターや亜麻仁油、
韓国土産のイチゴのコチュジャン、
オランダ土産のゴーダチーズとはちみつ。
国内産の噛むとレモンの香りがする『レモンドロップ』という
可愛い名前とはうらはらにハバネロなみに辛い唐辛子。
中近東の辛い調味料のハリッサ。

アンチョビ漬けたときの塩。
自家製味噌1年、3年、5年。
手作りの梅の甘露煮、
塩麹。

これらがどんなものなのか、どうやって使うのか
とても興味があるそうです。

ホームページを近々リニューアル予定なので
新たなコンテンツとして考えてます。
お楽しみに☆

2011年11月14日月曜日

KIYOさんの出版記念パーティ

お友達でオーガニックプロデューサーのKIYOさん
出版記念パーティにおよばれしました。

「究極の食」
 という素敵な本が文庫化された記念で
親しい方だけが集まったパーティです。



今までもいろんな方をご紹介いただいているのですが、
KIYOさんのお友達は
女性も男性も、主体的に生きている方ばかりで
業種は違えど、話していてどこか通じるところがあって尽きません。

昨夜は、和服を美しく着こなしていらっしゃった女優さんや
病人を待つだけでなく、病人にならないように
予防医学をなさっているお医者様のまさ先生
楽しくお話させていただきました。

食を気遣う女性は、若々しくて美しい方が多いです。
卵白洗顔の白河未来さんの年齢をきいてビックリ!

本当に楽しい夜でした。
お招きありがとうございます。
この素敵な人の輪で、なにかを紡ぎだしてゆきたいですね!

2011年11月6日日曜日

お歳暮。

先日、今年のお歳暮の撮影が終わりました。

そういえば、昨年の今頃は、
贈答用のスタイリングで
タラバ、マツバ、花咲ガニの足を大きさ別に
1.5kg2.0kg、2.5kgと
それぞれ剥くという作業をしました。



軍手もしたけれど
持参した出刃包丁と指が傷だらけになった記憶があります。

あの写真は、今年も使われてるのかな??

2011年11月2日水曜日

一の酉。

下町を通りがかったら
酉の市をやっていたのでお参りついでに熊手を買ってきました。



開運招福、商売繁盛を願う江戸時代からのお祭りです。
もともとは収穫祭の意味があったようです。

三の酉まである年は、火事が多いと言われています。
火を使うお仕事の方々、くれぐれもお気をつけください。

2011年10月24日月曜日

十月の桜。

昨日は、トルコで大きな地震がありましたね。
今年は、NZの地震、東日本大震災、タイの洪水と
世界規模の災害が続いています。
私のしている食の仕事にも、確実に影響を及ぼすでしょう。



少し憂いた気持ちで
皇居の東御苑を散歩していたら
ジュウガツザクラという10月に咲く桜を見つけました。
桜が、一輪づつ花開くように
ひとつひとつ、新たに変化する時期なのかもしれません。

多くの犠牲者やご家族に哀悼の辞を捧げます。

2011年10月20日木曜日

横浜中華街

私の実家は横浜です。
子どものころから、お客様がいらしたり
家族の誕生日などのイベントがあると
横浜中華街にでかけてきました。
なじみの深い街です。

東京で暮らすようになってから
足が遠のいていたのですが、
市場調査も兼ねて、遊びに行きました。



ずいぶん店が変わっていましたが
賑わいのある様子は、昔のままです。

裏通りにある、穴場の肉屋さんや
製麺所のやっているお店などをハシゴして
久しぶりに、横浜を堪能しました。

2011年10月18日火曜日

味わって食べる

『食育』って子供のためのものじゃないんです。
まずは、大人がしなくちゃいけないんじゃないかなと思ってました。
カロリーとか栄養とかも大事だけど、もっと大切な何か。。。
たまたま、お知り合いになった医学博士の大賀英史さんの
メンタルヘルスと結びついた食について、ぜひ講座をやりたいと盛り上がり
旬の食材の食べ比べを通して「味わって食べる」実践会を行いました。

男爵、キタアカリ、アンデスレッド、シャドークイーン、
さやあかね、メークイーン、ベニアカリ・・・


はるきちオーガニックファームさんから
7種類の旬のじゃがいもを取り寄せて、みんなで味わいました。

日常で食べるごはんは、つい、腹を満たすだけのものになりがちですが
素材と向き合うということで、食感、香り、視覚、噛む音などなど
味を楽しむということが、おろそかになっていることが多いです。



とはいうものの、私自身、電車の乗り換えの5分で何か食べないと
今日1日、食べそこなうという余裕のない日もあるので、
毎回、じっくり味わえていない現状です。

「忙」とは、心を亡くすと書くんだなと、しみじみ。

時間が作れるときは、食べ物とじっくり向き合うようにしたいと
改めて気づかされました。
仕事をする上でも、その感覚は忘れてはいけないと思います。

2011年10月14日金曜日

歯みがき粉。

海外で暮らしていたり
旅行に行く友人たちに、
『お土産は何がいい?』と聞かれると
地元のスーパーなどで売っている塩と歯みがき粉を頼みます。



歯みがき粉は、日本のものとは味が違って
面白いです。
アメリカのは、全体的に甘いのが多い気がします。
もしくは、オーガニック系のまったく甘さや泡立ちがないヤツ。
慣れると、普通の歯みがき粉がケミカルに思えます。

だいたい、どの歯みがき粉も使い始めは味に慣れなくて
マズイxxxって思うのですが
慣れてきたころに、次の歯みがき粉になってしまいます。

直近は、韓国のお土産のお茶の歯みがき粉。
サッカリン系の冷たい甘さと後味に
日本のものとは違う不思議な緑茶感がありました。

韓国歯磨きが終わってしまい、
次回は、フランス土産(だったと思う)になります。
どんな味がするのかなー
たのしみ♪

2011年10月6日木曜日

YAMAHA 「Salty Life」

海を愛する方々のためにヤマハが発行しているメールマガジン
Salty Life」の100号記念に、
レシピとエッセイを書かせていただきました。

メニューは、『記念日に作りたいアクアパッツァ』です。

このメールマガジンの紹介文にも書かせていただいているのですが、
私は、海と縁が深いです。
今は高齢で引退しましたが、父が昔、船乗りをしていたり、
母方の祖母が根室の網元の娘だったりしました。
私自身も、祖父母の暮らしていた海辺の町で生まれて、
横浜の海の見える家で育ったので、海が大好きです。

今でも仕事に詰まると、気分転換をしに
バイクで首都高を飛ばして、横浜のヨットハーバーで海を眺めに行きます。

そういえば、今、ご縁があってお借りしているキッチンスタジオも
海の近くです。

今日は、天気が良かったので、客先の近所の浜辺を散歩しました。

最近、仕事が重なっていろんなところを飛び回っていたのですが、
海風に吹かれながら、浜辺を歩いていたら、
自分の心の余裕のなさや、
詰め込み過ぎているスケジュールに気づかされました。

視界をはばむことのない景色を見ることは、
心のバランスを取るのに大切なのかもしれない。
と、空の青さを見上げながら思いました。

2011年10月1日土曜日

ポルチーニフェア。

ガストに行きました。
ポルチーニフェアをやっていてびっくり。
昔、イタリア料理屋さんで修業していた頃、
ポルチーニは、本当に高級食材でした。

そういえば、以前、某ファミリーレストランの
クリスマスメニューのコピーを考えるお仕事をいただいたとき、
フォアグラを使ったメニューがあってびっくりした記憶があります。

ポルチーニをファミリーレストランで出せる価格で
どのように使用しているのか興味シンシンで
「若鶏のグリル ポルチーニソース」頼んでみました。

あれ?上にのっているのはシメジ??
あ。でも。ちゃんとポルチーニの香りがする!!

ガストのHPを拝見したら
ピュレ状にしたポルチーニにマッシュルームペーストや生クリームを加えたようです。

本格的な高級店には、敵わないかもしれませんが
この価格でポルチーニを感じさせる商品を作る
企画力と仕入れの流通力は侮れません。

おいしくいただきました。
ごちそうさまでした。

2011年9月25日日曜日

スタイリングのお仕事。

先週は、スタイリングのお仕事が多かったです。
撮ったものは、(撮るのはカメラマンさんだけど)
牛鍋、バナナサンド、デパ地下スイーツ、アクアパッツァ。



スタイリングやメニュー作りで
今回は、それぞれこんなお題目が。

冬らしいシズル感のあるオーソドックスな鍋物。
バナナサンドは、子どもの運動会など行楽に持って行く用。
ハロウィンのスイーツ。
アクアパッツァは、海好きな男性が記念日に作る料理。

まず、どんな媒体で、どんな方が、いつごろ見るのか伺います。
それに応じて、イメージを作り上げてゆきます。
この中にはメニューやレシピを考えたり
エッセイのご依頼もあったのですが、
難しいお題目だと燃えますw

デザイナーさんや編集の方が、どんな風に仕上げるのか
出来上がるのが楽しみです。

2011年9月19日月曜日

おはぎとぼたもち。

「おはぎ」と「ぼたもち」の違いってご存知ですか?
こしあんと粒あんの違い?

萩の花の咲く秋に食べるのを「おはぎ」
牡丹の花の咲く春に食べるのを「ぼたもち」
といいます。
花のイメージにちなんで、
おはぎは粒あん、ぼたもちはこしあんで作ったりもします。

棚からぼたもち。と言われるように
五穀豊穣を象徴している伝統的な和菓子です。



この写真は、親しいお料理上手な方のお家に伺ったら
作ってくださった、ずんだ(枝豆)あんのおはぎ。

塩気がほどよく効いていて、おいしかったです。

2011年9月9日金曜日

菊の節句。

今宵は、重陽の節句。



古くから奇数が重なる1月1日、3月3日、5月5日、7月7日は、
それぞれが、おめでたい節句ですね。
奇数の中でも最大数の9が重なる9月9日は、
最もおめでたいとされる菊の節句。

雨月物語でも、兄弟が再開の約束をしたのは、9月9日でした。

菊の花びらを浮かべ、
白ワインに香りを映して楽しんでみました。

2011年9月7日水曜日

嬉しいラテ画。

リニューアルオープンの際に
メニュー開発をさせていただいたカフェを訪れたときに
奥様が描いて出してくださった嬉しいラテ画です。



当初、私が作ったメニューから、
オーナーさんの個性が加わり、
ユニークな構成になっていました。

リニューアル以前は、お酒を飲みにくるお客様が多かったそうですが、
新しい業態にしてからは、ご飯を食べにいらっしゃるお客様が
増えたそうです。

近隣調査から想定していたターゲット層は、ほぼ見込み通りのようでした。
来店者数と売り上げが伸びているようで、ホッとしました。
ちょっと気になったのは、メニュー数が増えすぎていたこと。

空間(ハコ)に対してメニュー数が多すぎると、
お客様がどういう用途で、店を使ってよいか困ってしまいます。

時間の経過とともに、店もお客さんも変化を続けてゆきます。
今後も、お店の進展を楽しみにしながら見守りたいと考えています。

仕事のテーマ その2

レシピを作る仕事で
最近、必ず言われることは、
「料理を普段作らない人でも作ってみたくなるような
簡単なレシピにしてください」

昔の料理本って、最低限の料理ができることが前提で
プロのシェフや板前さんが
本格的な調理技術を披露していましたが、
今は、電子レンジを多用した簡単レシピが
当たり前になっているように感じます。

そして、ゆっくり味わうということが
減ってきているのでしょうか。
繊細な後味がわからない人が
増えてきているようにも感じています。



「味」というものを意識的に体験することで、
味わうことの喜びを得ることで
知能指数を上がったり、
必要以上に食べないので健康にも良いという
研究者の方と味わうための講座を始める計画を立てています。

生きることは、食べること。
毎日のことだから、食べることを楽しむことで
人生が豊かになれるようなお手伝いができればと考えています。

2011年9月5日月曜日

仕事のテーマ その1

私の仕事の大きなテーマは、『地産地消』です。

農家さんや漁師さん、仲卸さんにメーカーさんなど
さまざまな方と、直接、関わってお話して感じたことは、
素材のまま購入して調理する人が減ってきていることと
案外、地元では独特の食材や料理の良さに、気づいていないということ。



農家さんや漁師さんは、日々、天気を気にしながら
魚を獲ったり、野菜を育てたりしていることに追われています。
上手にインターネットなどを使って
販売している方も見受けられますが、
加工品にして付加価値をつけて、
販売先に売り込みに行くことは、
よっぽど大規模になさっているところでないと
難しいと思います。



地元の商工会議所や自治体で、がんばっているところもありますが、
売り先の想定が曖昧なプロモーションや
モノづくりになっているケースが、多々見受けられます。
せっかく良い商品でも、売り方を間違うと残念な結果になってしまします。

今も、いくつか地産地消の商品開発案件を抱えていますが、
買う人の顔や生活を想定して、
どんなひとが、どういう用途で、どこで、どんなふうに買うかと
作り手の想いがマッチングする商品を心掛けています。

商品を作ることで、生産者、製造者、消費者のすべてが
ハッピーになれることが理想です。

※写真のひまわりは、じゃがいも農家さんの畑で
昔から、肥料にするために撒いているものだそうです。
ひまわりは、放射性物質の浄化にも役に立つといわれていますが、
一面のひまわり畑は、力強く美しく、圧巻でした。

2011年9月1日木曜日

プレゼンテーション。

先週、大きなプレゼンテーションを行いました。
1か月ぐらいかけて、調査したり、
データを分析した上で、企画提案をさせていただきました。



初めて、企業に対して個人でプレゼンテーションをしたのは
いつだったろうと、ふと考えてみました。

まだ、20代半ばでフードコーディネイターとしては、
本当に駆け出しの頃に、いただいたお仕事で
調味料の新製品の企画提案とパッケージについてのご依頼でした。

人前で話すことに慣れていなくて
妙に早口になってしまい、資料もひどいものでした。
あんな浅い経験でよくプレゼンテーションできたな・・・
と、思い出すだけで、顔から火が出るような思いです。

あれから、10数年。
今でも、決して私のプレゼンテーションは、上手ではありませんが、
あの頃よりは、お客様の立場に立って、
実現性のあるものをご提供しているつもりです。

気を付けているのは、なんでも自分ひとりでやろうとしないこと。
人様にお力を借りることで、
より大きなことを実現させることが、可能になります。

最初から、なんでも上手にできる人なんて居なくて、
恥をかいて、失敗を繰り返して
人は、経験を重ねてゆくのかもしれませんね。

当時のお客様の調味料を見かけると
今でも、ちょっと恥ずかしい気がして
罪滅ぼしのつもりで、買ってしまいます。。。

2011年8月30日火曜日

ピュア ホワイト。

「ピュアホワイト」をご存知ですか?
甘い真っ白なトウモロコシです。
生でも食べられます。

収穫量が少なく、ほぼ、北海道内での消費で終わってしまうため
東京では、ほとんど見かけません。

北海道のオーガニックの農家さんから
希少なオーガニック「ピュアホワイト」を購入しました。

時間が経つと甘さが、どんどん落ちてゆくので
帰宅してすぐに、蒸してみました。



真珠のような白い粒がキラキラしていて
噛むと甘いジューシーな汁がほとばしります。
まるでフルーツのように糖度が17もあります。
からだの中から、キレイになれそうな鮮烈な味わいです。

2011年8月24日水曜日

カボチャプリン



マンゴープリンを送った南三陸の託児所から、ハガキが届きました。
私にだけでなく、お手伝いいただいた方や
想いをかけてくださった皆さんへのお礼だと思いますので
写真をあげますね。



先日、農家さんからたくさんいただいた自家消費用のカボチャで、
友人達と一緒に、カボチャプリンを作って送りました。
カボチャプリンとココナッツミルクプリンの2層にして、コクを出し、
上には、カボチャの皮のキャラメリゼとセルフィーユをトッピングしました。

なめらかな舌触りのおいしいプリンができました。

ご協力ありがとうございます。
この場を借りてお礼申し上げます。

2011年8月21日日曜日

ドラゴンフルーツ。

夏休みに与那国島に行った友人から
ドラゴンフルーツをいただきました。

なんて美しい色なんでしょう!!

自然の色って、外敵から身を守るために目立たないものと
植物だと、蝶やミツバチ、鳥などを誘って
子孫を残すために交配したり、種を運んだりするものがあります。

これは、後者の方なのでしょうね。

しかし、中まで派手・・・。
ネットで検索すれば出てくるかもしれませんが、
どうやって成っているのか、いつか実物が見てみたいです。

2011年8月15日月曜日

戦争と父とメザシの話。

今日は終戦記念日。
キッチンスタジオの近くにある本願寺で
戦没者に追悼をしました。



私は、戦争を知りませんが、
父が小さいころ満州で暮らしていたため、
終戦の様子を聞かされて育ってきました。

終戦当時、父は10代半ばでした。
船で日本に戻ってきたそうですが、
最後の方は食糧が尽きて
ピーナッツ5粒が、1日の食糧だったそうです。
横浜の港に着いたときに、七輪でメザシを焼いている人がいて
あまりにいい匂いだったので、眺めていたら1匹くれて、
それが本当においしかった。
生きて帰れてよかった。

と、何度も何度も聞かされました。
メザシをみるたびに、私も父の話を思い出します。



世界から戦争がなくなって、
子どもたちが飢餓で苦しまない世の中になるように
少しでも、お役に立てる仕事をしてゆきたいです。

2011年8月13日土曜日

タイ料理教室。

タイ料理の先生をお招きして、
石のクロックでスパイスや唐辛子をつぶすところから作る
グリーンカレーをはじめとして
本格的なタイ料理を教えていただきました。



グリーンカレーペーストを作るまで
みんなで交代しながら1時間ぐらいかかりました。
大変だったけれど
ペーストで作ったタイカレーよりも
香りも辛さも、鮮烈!

本当は、どうやって作られているのかを知ることって
大切だと思うんです。

ごはんを食べるころには、すっかり和んで
楽しい料理教室となりました。



参加者の皆様、ありがとうございます。

来月は、青パパイヤのサラダとワタリガニと卵のカレーにしようかな。
ガパオやカオマンガイもいいなーと考えています。
また、告知しますね。

2011年8月11日木曜日

梅干し。

土用に干そうと思っていたら、
天気が悪くて、漬けっぱなしになっていた梅を
ようやく干してみました。



減塩とかハチミツ漬けは、市販品にお任せして、
私が目指すのは、干すと塩が吹くようなしっかり塩分のある梅干し。

毎年、漬けていていろんな実験をしたのですが、
私の好みは、完熟の南高梅に沖縄の海塩、
たっぷりの赤シソの組み合わせのようです。

お日様をたっぷり浴びた梅干しは、
なんだかあたたかい味がします。

副産物の梅酢と赤シソを砕いたユカリも、
漬ける楽しみのひとつ。

昔の人の知恵って、すごいなと漬けるたびに思います。

2011年7月26日火曜日

ニンニク。

農家さんが自家消費用に作っている
ニンニクをいただきました。



初めて育てたので、収穫どきが分からず
先が開いてしまったのですが・・・
と、ちょっと恥ずかしそうに差し出してくださったニンニク。
そのままでも、なんだか美しいです。

さっそく、キッチンスタジオに戻って、
塩麹のペペロンチーノを作ってみました。

みずみずしいニンニクで香ばしく唐辛子と夏野菜を炒め、
塩麹を合わせて出来上がり!



ごちそうさまでした。

2011年7月22日金曜日

天使のうたた寝。

撮影用のレンタル食器を借りに行くときに
好きな小道があります。
渋谷の裏通りなのですが、緑が多くて
ステキなおうちが、たくさんあります。

今日は、うたた寝している天使に出逢いました。



なんだか、癒されます。

2011年7月20日水曜日

日本蕎麦

暑い日が続いています。

私は、蕎麦が大好きなので、おいしい蕎麦があると聞くと
バイクを飛ばして食べに行きます。

先日は、車でしたが
久しぶりに富士のふもとにある蕎麦屋まで行きました。

古民家を移築した内装で
裏庭からは水のせせらぎが聞こえ
涼やかな風の通ります。



なにを頼もうかな・・・





非日常の体験できるおいしい空間です。
お昼時は、とても混み合う店ですが、
夏休みで富士山方面に行かれるのでしたら、
立ち寄ってはいかがでしょう。

蕎仙坊 (きょうざんぼう)
静岡県裾野市須山1737
営業時間 11:30~18:00