2010年6月30日水曜日

フルーツ・カービング

タイや中国の宮廷料理で
野菜に彫刻刀のようなナイフで
細工するフルーツ・カービング。

不器用な私は、チャレンジしたことがないのですが
アメリカに住む友人が
ちょっとしたことのお礼の気持ちで
スイカに彫ってくれました。

すごい!!

彫るのに時間がかかったろうな。
本当に嬉しいです。

2010年6月28日月曜日

ケール。

先日、苗を植えるお手伝いにうかがった
唐辛子農家さんのPeppersさんのところで
唐辛子を植える予行練習として
ケールの苗を植えました。

そのときのケールが、育って
送ってきて、いただきました。

・・・デカい!!
フサフサに育った大根の葉のようです。
60~70センチの高さがありそうです。

ケールといえば、青汁しかイメージがないのですが
せっかく新鮮なものなので
まずは、サラダ仕立てにしてみました。

ケールとトマト、アボカドを適当に刻んで
塩、パンプキンシードオイル、ライムジュースで
和えてみました。

ケールは、柔らかいカブの葉のような味がしました。
ごちそうさまでした!

2010年6月25日金曜日

蓮。

上野の不忍池を通りがかったら、
蓮の葉が、美しくて見惚れてしまいました。



蓮は、観賞するのも食用も大好きです。

今まで食べたことのある珍しい蓮料理としては
ベトナムの蓮の茎のサラダとか
台湾の山の中にあるレストランでいただいた
蓮の花のスープなど、
アジア系の料理の印象が深いです。



蓮の茎は、一見フキのようなのですが
中央には、蓮の根と同じように穴が開いています。
さっと湯がいているのでしょうか。
サクサクしていて、クセがない味でした。

台湾の蓮の花のスープは、
スープの上に蓮のドライフラワーを載せます。
湯気でつぼみだった花びらが
一枚一枚、開いてゆきます。
もちろん、そのお花は、食べられます。

池を眺めながら、食べ物ばかり思い出す私って・・・(汗

2010年6月24日木曜日

レンタル食器

梅雨の晴れ間に、撮影で使った
レンタル食器を返しに渋谷へ行きました。

信号待ちで、ふと見上げると、
東京らしからぬ
抜けるような青空が広がっていました。



先日、愛媛から上京なさっていた
ヘリ撮りが得意な友人のカメラマンさんを
レンタル食器屋さんにご案内したら
「東京ならでは、だなぁ・・・。」
と驚かれて、レンタル食器屋の希少価値に
初めて気づきました。

レンタル食器とは、料理撮影のときに使う
撮影用の食器を貸してくれるお店のことです。

カメラの目線だと食器のわずかな傷や凹みなどが
致命的になります。
ホンキで撮るなら未使用のものや
傷や使用感のない食器の方が適しています。

出版社や広告代理店などが集中している東京には
そんな食器を貸し出してくれる店が、たくさんあります。

2010年6月18日金曜日

研修講師。

これからオープンする
飲食店の社員さんに
オープン前の研修をいたしました。

食材の保管の仕方、調理の仕方、
衛生管理、盛り付け方法などを
一緒にキッチンに立っての研修です。

今どきって、教えてもメモを取らなかったり
質問をしない人が多いんです。
反応があまりになくて
私の教え方が下手なのか
それともやる気がないのかと
不安になることが多いのですが、
こちらの社員さん達は
熱心にメモをとって
ガンガン質問されていました。


ひと通り作ったら、
美しいグラデーションのアイス・カフェオレとともに
みなさんで試食タイム。
なかなか上手にできていました。


来週から、毎日、自主練習をなさるそうです。
オープンしたら、教え子(?)達の様子を
見にゆくのが楽しみです。

2010年6月17日木曜日

愛読書。

こんな本が、手元にあります。

昭和23年の家庭料理の本です。
写真はなく、イラストが描かれています。

レシピには
砂糖でなく、ズルチン(人工甘味料)が使用されており、
食材の単位は、匁(1匁=3.75g)などの尺貫法です。

このページは、干し豌豆のプディングの作り方が記されています

昔の主婦って、こんなに丁寧に料理してたんだ!
と、感激するとともに
今の時代の料理へのヒントがたくさんありました。

2010年6月15日火曜日

a cup of coffe.

サンドイッチの開発をさせていただいた
珈琲専門店さんが、まもなくオープンします。
内装工事が終わったとご連絡をいただき、
従業員さんへの研修前のお打ち合わせに伺いました。

ちょうど、本日、初出勤の社員さんが
珈琲の淹れ方の特訓を受けているところでした。
1杯、淹れていただきました。

まだ、まろやかなバランスの良さはないけれど
真面目に取り組むひたむきさが、味に出ています。

あ。信じてないですか?
味に人柄って出るんですよ。
私は、お目にかかったことのない方の作った料理で
人柄と性格を当てて、びっくりされたことが何度もあります。

それはさておき、
彼にとっては、初めてお客さんに淹れた
記念すべき1杯。

そんな場面に立ち会えて、嬉しかったです。

手土産で持参した松蔵のスイートポテトの限定詰め合わせ
つい、食べてきてしまいました。


・・・もちろん、食べたのは1つだけです。

数年前に、ドンクの商品撮影の仕事をしたときに、
系列の松蔵のスイートポテトを食べさせていただいて、
すっかり、やみつきになった一品です。

よく、手土産で
「つまらないものですが。」
って下さる方がいらっしゃいますが
私は
「おいしいので食べてください」
って差し上げます。
社交辞令よりも、自分がおいしいと思うものを
差し上げる方が、心がこもってる気がしませんか?

松蔵ポテトはコーヒーにも合っていて、おいしかったです。
オススメです。

2010年6月14日月曜日

アジサイのお茶

ひと雨ごとに、アジサイの色がうつろう頃となりました。

抱えていた大きな案件が、ひと段落して
ホッとしたとたんに、風邪をひいてしまいました。

花屋さんで珍しいアジサイの花を見つけて
部屋に飾りました。

以前、韓国に行ったときに
気になって買ってしまった
アジサイのお茶です。

甘茶のようなステビア系の甘さ。
冷やすと甘さが増すように思います。
香りはアジサイ独特の青臭いような野生っぽさがあり、
決しておいしいとはいえないけれど
購入したお店の方の説明では
血圧を下げたり、糖尿病にもいいそうです。

通常、日本のアジサイは毒性が高いので
口にしてはいけません。
何か特殊な種類なのかも?

2010年6月11日金曜日

味噌作り

保存食作りが、とても好きです。
毎年、味噌、梅干、梅酒、イチゴジャムの
材料が出回る時期になると
作りたくてソワソワします。

今年はなんだか忙しくて
冬の間に作りそこねた
味噌をようやく漬けました。

材料は、鶴の子大豆という甘みの強い大豆と
沖縄の塩と麹だけ。

作り方は、
茹でた大豆をつぶして
麹と塩を混ぜたものと
大豆の茹で汁をあわせて
寝かせる。

本当に、それだけなんです。

初めて作ったときに、材料も作り方も
あまりにシンプルなので
ビックリしました。

でもね。
手前味噌って言葉があるぐらい
自分の作った味噌って本当においしいんです。

毎年、寒い季節にしか作ったことがないので
漬け込みの時期が、いつもと違う今回の味噌が
どんな出来になるのか興味シンシンです。
楽しみー。

2010年6月9日水曜日

サンドイッチマニュアル作り

依頼をうけているサンドイッチのレシピの
マニュアルが大詰めに入っています。
チェーンでなく個店のため
どこまで業務用の食材を使用するかを
選ぶのがテーマでした。

客層から予想出食数を割り出し
共有化できる食材をまとめつつ、
なるべくロスが出ない設計にしたつもりです。
競合店とは異なった特徴あるメニュー作りを心がけました。

写真は、ボツになった食材の工程と
余った具材で作った
まかない(飲食店で従業員のごはんのこと)用の
サンドイッチです。

オープンしたら、またご案内いたします!

2010年6月6日日曜日

恋する茶碗。

出光美術館で開催されていた
「日本の美・発見III 茶 Tea ―喫茶のたのしみ―」に
行ってきました。

青木木米の茶道具や
景徳鎮、柿右衛門などの器など
貴重なコレクションがたくさん展示されていました。

美術館に行くときは
好きなものが1つでも見つかれば
それでいいと思っています。

好きな作品をじっくり眺めて
心に何かが残れば、私はとても満足です。

今回は、『奈良』という銘の井戸茶碗に
心を奪われてしまいました。

緊張感のあるラインの美しさ。
触れたら、しっとりしていそうな生地。
抹茶を入れたときに、映えるであろう絶妙な色合い。

たぶん、写真で見ても
この茶碗の存在感は伝わりません。

全部の作品を見終えて
美術館の片隅でお茶をいただいていても
目を閉じると井戸茶碗が浮かびます。

まるで、恋をしているような状態。

もう一度、井戸茶碗を見に戻ってしまいました。
名残惜しいけれど、ため息をつきながら、
美術館を出て、近くにある皇居のお堀端を散歩して
心をクールダウンしました。

そこで、こんな看板を発見してびっくり。
皇居に、テント張る人がいるんだ・・・。

大手門の警備員さんと目が合って
「中に入りますか?」
と尋ねられて、皇居の中に入れることを初めて知りました。
中に入ると、とても気持ちのいい美しい場所でした。
今、私が東京で一番好きな場所です。

本物に触れることのできた素敵な日でした。

2010年6月3日木曜日

ツマミ食い。

3月から始まった撮影のお仕事は、
毎週、オンエアされるTVの番組内の
インフォマーシャル(インフォメーション+コマーシャルという造語)の中で
メニューを考え、調理とスタイリングをしています。

にじいろジーン×JA
みんなの「よい食」プロジェクト
毎週ちょっとだけ、私の調理している手が映っているんですよ。

撮影の回を重ねるごとに
スタッフやクライアントさんとの
距離が近くなってきたように感じています。

スタジオのキッチンで、料理の仕込をしていると
匂いにつられて、皆さんかわるがわる
「おいしそー!」
と覗きにきます。
エビをニンニクで炒めたときは
キッチンが狭く感じるほど、人が集まりました(笑)

時には、撮影に適さない形や大きさのものを
こっそりツマミ食い用に、差し上げたりします。
キッチンで立ったままのツマミ食いって、
いつもよりも、おいしく感じますよね。

昨日は、ごはんモノの撮影だったので
土鍋を4つ持参して、ごはんを炊きました。
炊き込みごはんのオコゲの香りに、みんなウットリ。

いつも思うのですが、
おいしそう!っていう想いは、
映像に込められる気がします。

撮影終了後、アシスタントと一緒にひたすら
おにぎりを握って、みなさんでいただきました。

炊き立てのごはんのおにぎりって
本当に幸せの味です。
日本人でヨカッタ!