2010年12月29日水曜日

野菜スープ。

クリスマスあたりから
喉が痛いなぁ・・・と思っていたら
発熱して寝込んでしまいました。

こんなときには
先日、お邪魔した新調理システム推進協会
試食させていただいた《トマトコンソメの野菜スープ》が
恋しくなります。



皆様も、くれぐれも暖かくして、風邪をひかないように、
こまめにうがいをしてくださいね。

2010年12月27日月曜日

冬のカキ氷。

ハーゲンダッツのアイスクリームは
冬に一番売れるって知ってました?

暖房のきいた乾燥した部屋で食べる氷菓って
贅沢の象徴な気がします。

先日、冬でも営業している
お気に入りのカキ氷屋の埜庵(のあん)さんで
イチゴのカキ氷を食べました。

こちらの氷は、日光の天然氷を使用していて
夏と冬で、削り方を変えるこだわりのカキ氷です。
シロップは、生のフルーツから手作りしています。

ふんわり溶ける氷の感触と
自然な香りと甘すぎないイチゴのシロップ。
氷の中には、生のイチゴを閉じ込めたゼリーが隠されていて
舌の上でトロリと溶け出します。

冬のカキ氷が、やみつきになってしまってます。


埜庵 Kohori-Noan

住所 神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-5-11
営業時間 11:00 - 18:00
定休日 毎週月曜日
(10月〜3月は不定休)

2010年12月24日金曜日

お祝いの花束。

誕生祝いにクリスマスカラーの花束をいただきました。



皆様と重ねるステキな時間は
私にとって、ありがとうの気持ちで
大きな花束ができそうです。

花が一輪づつ開くように
皆様に輝く日々が降り注ぐよう
お祈り申しあげます。

メールやメッセージ、お電話を頂戴した皆様
本当にありがとうございます。
この場を借りて、お礼申しあげます。

2010年12月22日水曜日

冬至の夜

暗くなるのが早くなりましたね。
今日は、太陽が顔を出すのが一番短い日。
冬至です。

柚子湯に入って
カボチャと小豆を食べないと・・・
と思いながら、町を歩いていたら
和菓子屋さんで、カボチャの生菓子を見つけました。



食べなければ、死んじゃうわけじゃないけれど
季節の行事食って、現代まで伝わっているのは
意味があることだと思います。

日々の生活の中で、
美しい日本の心を大切にしたいと願っています。

2010年12月18日土曜日

『わたしを、どきどきさせるもの。ただ、それだけが美しい。』

先日、仲良しのカメラマンさんと
この仕事をしていて
どんなことが楽しいかという話になりました。

「普段は、どうやったら一番、
美しくなるか、絵になるかとか考えるんだけど
そんな演出が何も必要なくて
とにかく完璧な撮影対象に出逢えると
ワクワクして、この仕事しててよかったなぁ・・・と思うな。
稀なことだけど。」
って笑って、おっしゃってました。

ふと、大好きな白洲正子さんのことばを思い出しました。
「わたしを、どきどきさせるもの。ただ、それだけが美しい。」

ヒトも同じかもしれません。
容姿や肩書き、年齢や性別、人種に関わらず
にじみでるような魅力のあるヒトには
何の説明がなくても、惹きつけられます。
多くの場合、その魅力の下には
努力が積み重なっています。

私自身もそんな存在でありたい、
そんな仕事を重ねなくてはと、
気持ちが引き締まりました。

※写真は、白洲邸の玄関です。

2010年12月16日木曜日

消え行く伝統野菜~大根編~

先日、つきじのキッチンスタジオにて
和ルネサンスを提唱する松永様の企画により
「消え行く伝統野菜」というテーマで
料理セミナーをさせていただきました。

日本でいちばん多く作られている野菜である
大根についての概要についてお話をしてから、
参加者の皆さんと一緒に
大根でフルコースを作ってみました。

みなさん実習の前には、緊張ぎみでしたが
作り始めたら、楽しくなってきたようで
とてもステキな笑顔で調理なさっていました。

ちょっとしたコツで、すぐに上達なさって
教えている私も嬉しかったです。

最後は、みなさんで試食も兼ねた昼食。

・3種の大根の食べ比べ カラスミ大根にて
・大根のステーキ チーズのせ
・餅入り 大根と鶏の台湾屋台風スープ
・くるみ味噌のふろふき大根
・大根葉とツナのふりかけ
・蒸し黒丸大根 伊勢の海塩を添えて
・3種の大根の浅漬け
・大根の皮のキンピラ
・大根の和スイーツ

下準備をしすぎると
イザ自分で作ろうと思ったときにできないので、
私の実習は、なるべく素材から作る主義。
こんなにたくさんの品数ですが
1時間ぐらいでできました。

みんなで作ったごはんは、おいしかったです♪

また、お目にかかれることを
楽しみにしています。

2010年12月12日日曜日

Twitter。

街は、すっかりクリスマスですね。


ほとんど、つぶやかず、眺めるのが専門ですが
Twitterに『HappyGohan』で、おります。

最近、みかけたツイートで心に響いた言葉をいくつか。

ソフトブレーンの宋文洲社長の言葉
『組織になぜコミュニケーションが必要か。
それはお互いに偏った主観を修正し、
積極的な主観を学びあえるからだ。
悪口をい言い合い、傷口を舐め合うためではない。』

イイコトしか言わない人を私は信用しません。
受け入れがたい内容であっても、
ぶつかりあって、理解しようと努力することで
初めてお互いに成長できるのではないでしょうか。

志茂田景樹さんのツイート。
『恋は、恋人の今に情熱を注ぐことであり、
愛は、恋人の将来にも責任を負うことである。
恋は、泡沫のように消えやすいが、
愛は、歳月とともに深まることが多い。』

さすが、作家さん。
表現が、的確で美しいですね。

私ももう少し、真面目に食べ物の話をつぶやいてみようかな。

2010年12月7日火曜日

大根博士。

三浦半島に行ってまいりました。

今回は、大根博士と呼ばれる高梨農場の高梨さんに
いろいろお話を伺いました。

高梨さんは、まっすぐ目を見て丁寧にお話しなさる方です。
信頼できる方だと思いました。
こんな方の作る野菜は、真面目な味がします。
(食べたら本当にそうでした!)

大根の歴史、品種、食べ方、最近の消費者の嗜好など
貴重なお話を伺っていたら、
ふと、以前、メニュー開発の仕事をしていたときのことを思い出しました。

メニュー作りにゆき詰まって悩んでいたら、先輩に
『ヒントも答えも現場にある。店舗に行け』
と言われ、店長さんにお願いして店舗に立ったり、
従業員の動線確認とお客さんウォッチングをしに、
足しげく通っていました。

最近、加工品や外食のメニュー作りで
エンドユーザーの姿が見えずに
モヤモヤしていたのですが
高梨さんとお話していて、なんだかスッキリしました。

結局は、消費者が主体ということ。

食の嗜好やニーズで、
びっくりするような変化が多々ありますが、
嘆いたりする必要はなくて、
長い目で見ると、
そんな消費者ニーズが
歴史になってゆくんだと悟りました。

帰り道に三浦半島の海を眺めてボーっとしながら、
つい、電車の中でもパソコンを広げて、
ずっと仕事をしてしまうワーカーホーリックぎみの自分を省みました。

いつ行っても三浦半島は、のんびりしていて優しい空気が流れています。
おかげさまでリフレッシュしました。

高梨さんの農場のサイトはコチラです♪

2010年12月6日月曜日

スタイリング講座。

オトナになると、初めての経験が少なくなります。

気づくとかれこれ10数年、
料理のスタイリングの仕事をしてきているのですが
教えて欲しいという声をいただいて
初めて「ブログのための料理スタイリング講座」を開催しました。

写真にむいている器、
盛り付けの基本などを説明して、
一緒にスタイリングをしながら
コンパクトカメラや携帯などで写真を撮ってみました。

最初は、おそるおそる撮っていた生徒さん達でしたが
だんだん、ご自分達の独創的なアイデアでスタイリングを始め、
感心するような大胆な構図で写真を撮っていらっしゃいました。

帰り際に
「写真撮るのが楽しくなりました」
とおっしゃって下さって、嬉しかったです。

私も楽しかった♪
ありがとう。

2010年11月30日火曜日

なんて幸せだろう。

昭和5年11月21日。
湯木貞一は、大阪に細長い小さな店を開きました。
白い麻ののれんと、柱の板額に『御鯛茶処』の看板。
狭いながらも、自分が思うような贅沢な器と
京都で誂えた八方行灯に洒落たテーブルと椅子。
調理場のカウンターに立った湯木は、
好きな料理ができることを
「なんて幸せだろう」
って思ったそうです。
店の名は『吉兆』。
(銀座百点 第六七二号より引用)

吉兆の湯木さんのレベルには
とても適いませんが、
今、私も好きな仕事をして、
好きなものに囲まれて暮らしています。
毎日 、
「なんて幸せだろう」
と思ってます。

良い食材に出逢って、何を作ろうかワクワクしたり。

生産者やメーカーさん、販売する人の
熱い想いに触れて感激したり。

自分が作った料理を『おいしい』と
言ってもらえることは、
何よりも、本当に幸せなことだと思います。

自らが幸せでないと、
人を幸せにするものは、生み出せないのではないでしょうか。

・・・ちょっと宗教っぽい文章になっちゃった(汗

2010年11月28日日曜日

朔風払葉[きたかぜこのはをはらう]

古い暦の七十二候(しちじゅうにこう)では、
小雪に入りました。

街を散歩していたら、美しい紅葉をみつけました。

スタイリングの仕事では、
モミジやナンテンなど
季節のものをあしらって表現してましたが、
基本的に、本来のシーズンよりも前倒しなので
私の頭の中では、正月が終わって
今は節分やバレンタイン、ひな祭りになってました(笑)

空気が、乾燥してきています。
風邪には気をつけて、うがいや手洗いをこまめになさってください。

2010年11月26日金曜日

ポロリ。

新車で購入してから
かれこれ10数年、同じバイクに乗り続けています。

先日、高速道路を走っていたら
ウインカーステーがポロリと折れました。

ゴムの部分が経年劣化で固くなって
つなぎ目の多い、首都高の振動に
耐えられなかったようです。

応急処置でビニールテープを
ぐるぐる巻きにしていたのですが
ようやく、部品が届きました!

ピカピカでちょっと嬉しい♪


しかし、日本のバイクって、たった10数年で、
部品が手に入りづらくなるのね。
ちょっとせつない気分になりました。

一緒に取り替えたかったカウルは、
もう手に入らないんですって。
キャンディー・パーシモン・レッドっていう
かわいい名前の色だから、特殊なんでしょうね。

2010年11月24日水曜日

黄金のボージョレー・ヌーボー。

正直に告白します。
今まで、ボージョレーヌーボーを飲んで
おいしいと思ったことが、一度もありませんでした。
新酒だし・・・と理解はしてるのですが、
自ら進んで、ボージョレーを飲んできませんでした。

とはいうものの、毎年、口にする機会はあったので
味は、毎年「こんなもんだよなぁ・・・」と思っていました。

今年は、こんなステキなボトルのボージョレーをいただきました。

※映りこみがはげしいので小さな写真にしてみました。

いただいた瞬間に、なぜか豊臣秀吉が、頭に浮かびました。
『金の茶室?ww』

恐る恐る、飲んでみたら、
びっくりするほど、おいしくて、
こんなのを飲んじゃったら、
うっかり、今年の出来がとてもいいのかと勘違いしてしまいます。

少し、調べたところ、
ボジョレー・ヴィラージュ地区の契約栽培農家で収穫されたブドウを使用して、
丁寧に長期間醸造したボージョレー・ヌーボーだそうです。

見た目も味も、インパクトの強いワインでした。
ごちそうさまでした♪

2010年11月22日月曜日

キッチンスタジオ『つきじ803』 オープン!

かねてより準備してまいりましたキッチンスタジオ『つきじ803』を
正式にオープンさせる運びとなりましたので、謹んでお知らせ申し上げます。

これも皆様のお力添えによるものと、心より感謝しております。



お祝いに駆けつけてくださった方、
ステキなお花やプレゼントを贈ってくださった方、
手伝いを申し出てくださった方、
本当にありがとうございます。



私は、器用でないので、
ひとりでは、何もできません。
皆様に助けられ、励まされ、
『恵子』という名前通り『恵まれて』いるのだと改めて思いました。
この場を借りて、お礼申しあげます。


こちらは、プライベートスタジオです。
今のところ一般の方に公開する予定は、ございません。

料理撮影や食に関する講座の企画、
商品開発などを行いたいと考えています。


贈っていただいた花束は、
一輪、一輪の花の個性が組み合わさることにより
シックだったり、ポップだったり
いろいろなイメージになります。
同様に、個々の人の良さを生かして
人の輪の可能性が広がる空間として
活用してゆきたいと考えております。

今後とも何卒よろしくお願い申しあげます。

              11月吉日
              島田 恵子 拝

2010年11月19日金曜日

麻婆豆腐。

仕事が、すっかり年末進行に入ってます。
先月末から、今月にかけて
クリスマスとお正月にからんだ撮影が何件もありました。

最近、撮影のため、早起きすると
外には緊張感のある寒さと、
抜けるような青空が広がっています。

先日、撮影したスタジオは
調理器具で電気をくってしまうので
暖房がつけられず、盛り付けしながら
手足が、かじかみました。

頭に浮かんだのは
土鍋に入ったアツアツの麻婆豆腐。
山椒をきかせるのが私の好みです。

2010年11月8日月曜日

ホンキの豚肉のしょうが焼き 目玉焼きのっけ。

先日、築地の洋食屋さん『豊ちゃん』で
朝ごはんに、オムハヤシを食べていたら
隣に座った人が、「豚のしょうが焼き定食」に
目玉焼きを添えて食べていて
あまりの魅力的な組み合わせに
目が釘付けになってしまいました。

しょうが焼きって、肉の厚さや作り方によって
ニュアンスが変わるのですが
ホンキを出して、庶民的な豚のしょうが焼きを作ってみました。

たっぷりタマネギと一緒に
あえて薄切りの豚バラ肉を炒めて
仕上げに、醤油をひと回し。

シャキシャキのキャベツの千切りと
半熟に焼いた目玉焼きを崩しながら食べる
豚のしょうが焼きは、白いごはんが進みます。

丼にしても、おいしいかも。
今度やってみようっと♪

2010年11月7日日曜日

優しい色の空。

撮影のお仕事では、出回っていない食材を探すことが多いです。

たとえば、初秋に菜の花を探して欲しいとか
夏に、国産のイチゴの話をされたり、
普通に考えると、ビックリしてしまうような依頼があります。

先月、クワイを探さなくてはいけなくなり
野菜の中卸をしている知人に連絡をとりました。

一番早い産地と入手できるルートを教えていただき
お礼を申しあげていたら、
思いついたように言われました。

「あなたは本当に偉いね。
あなたと同じような仕事してる人は、何人も知ってるけど
ここまで訊いてくる人って、ほとんどいないよ。
店先で、ちょっと訊いて
『ありますか?ない?じゃぁいいです。』
で、済ませちゃう。
産地に足を運んだり、
食い下がって探すその根性は、本当に偉い」

オトナになると褒められることって、まず、ないので、
嬉しくて、ちょっと泣きそうになっちゃいました。
ちゃんと、見ててくれる人って居るんですね。

見上げると抜けるような
ウロコ雲の秋の空が美しい日でした。

2010年11月5日金曜日

スターバックスコーヒーにて。

撮影用のレンタル食器を返した帰り道に
外苑前のスターバックスでホッと一息。

クリスマスのカップに入ったチャイに
BGMには、JAZZのクリスマスソングが静かに流れてます。

ボーっと人の流れを眺めながら
もう、そんな季節なんだなぁとしみじみ。

メニュー提案をしたり、レシピを考えたり、
スタイリングや食情報を文章にして発信したり、
今は仕事が面白くて仕方なくて、ほとんど休まないので
周囲の方々に心配されっぱなしですが
とにかく楽しいんです。

自分の持っている知識や技術が
人様のお役に立てるのであれば
こんなに喜ばしいことは、ありません。

・・・とはいうものの、私の力は限りがあるので
いろんな方のお力を借りて、お世話になりっぱなしですが。

今年の間に、やり遂げたいことが
まだまだ、あります。

あと、ひとがんばり!

2010年11月4日木曜日

試作。

そろそろ年末年始のお仕事が増えてきました。

先週は、クリスマスメニューのコピーを書くお仕事と
クリスマスの料理撮影、お歳暮の料理撮影、
おせち料理の撮影が重なりました。

鍋のレシピを考えるお仕事では、
個人的には、作らないようなお題目をいただき、
おいしい配合になるまで、
たくさん試作を重ねました。

意外なほど、おいしい味ができあがって
ホッとしました。

個人的には、まず、作らなかったと思うので
仕事をしているおかげで、未知の味を作り出せるのは、
本当に、フードコーディネイター冥利につきる経験です。

この写真は、採用されなかったミルフィーユ鍋。
これも、おいしかったんだけど。残念。

2010年10月31日日曜日

ハロウィン

唐辛子のイベントで、料理を作って欲しいと頼まれたので
ハロウィンのカボチャを意識した料理を作りました。

●親子カボチャの詰め物。
くりぬいたカボチャの中に、
カボチャ型のミニ唐辛子にチーズとナッツを詰めたものを
入れてみました。

●ほんのり辛いカボチャのプリン
タイのカノンモーケン風にココナツミルクを入れて甘くしたプリンに
スパイスと唐辛子を効かせてみました。

ついでに、カボチャの飾り物にも挑戦です。

ジャック・オー・ランタンは、日本でいうなら
ナマハゲみたいに、
人々に恐れられている存在なのに
私が、彫ったら、なんだか
ひとが良さそうな顔になってしまいました(汗

2010年10月29日金曜日

幸運の子豚。

東京は朝から雨が降って、寒い一日でした。

本日は、都内某所にて、
料理撮影の立会いと試食をいたしました。

カメラマンさんの持っていらした小物の中に
あまりに可愛らしいものがあったので、
写真を撮らせていただきました。

ヨーロッパで、幸運を運ぶとされている
幸せの子豚ちゃんです。

たくさん幸運を運んできてね。

2010年10月27日水曜日

撮影スタジオと音楽。

夜、カメラマンさんから
「急で申し訳ないのだけど、明日、スタイリングをお願いできますか?」
と、お電話がありました。

フットワークが軽いのだけが
私の取り柄です。

スケジュール帳を見たら、午後の調整ができそうだったので
「ハイ。伺います!」
と、ふたつ返事でお引き受けしました。

最近、このカメラマンさんと一緒に撮影をしていなかったので
久しぶりに伺ったスタジオは、
改装してきれいになっていて、ちょっと緊張しました。
スタイリングをしていたら、
カメラマンさんの好きな音楽が流れてきて
なんだか安心しました。

どこのスタジオでも、たいてい
カメラマンさんの好みが強く出る音楽が流れています。

たとえば、今回撮影したカメラマンさんのスタジオでの定番は、
和田アキ子とRCサクセション。
某スタジオでは、J-Wave。
某スタジオでは、80年代のJ-POP。
某スタジオでは、Swing Out SisterとEric Clapton・・・。

音楽って、思い出を蘇らせる魔法があります。
和田アキ子を聴きながら、昔撮った料理の数々に思いはせました。

ちなみに、最近の私はクレモンティーヌの「アニメンティーヌ」にはまってます。

2010年10月25日月曜日

アナログな時間

東京は、寒い日が続いています。

深夜にメールできたメニューの修正依頼を受けて
作業しながら、あまりに寒くて
今年初めて、暖房を入れてみました。

今はパソコンやメールなど、スピード感や正確さが
求められる時代です。

料理の世界でも
顆粒だしや電子レンジなど、便利なものがたくさんありますが
私は敢えて、カツオ箱で削ったかつお節を使ったり
梅を三日三晩、干して梅干を作ったり
あえて、アナログなことをする時間が愛しい今日この頃です。

本来、どうだったのかを知らないと
簡略化するのが難しいと思うんです。

秋の寒い夜には、熱々の『きのこ汁』がオススメ。


材料は、シイタケ、エノキ、しめじ、なめこなど
どこでも手に入る、キノコ達ですが、
きちんと昆布とカツオ節でだしを取って
煮切ったみりんと、塩、
香りづけに、ほんのちょっぴりの醤油を垂らして
ネギをあしらうだけで
秋を楽しめる贅沢な一品になります。

2010年10月22日金曜日

ブイヤベース。

最近、イキイキしている女性に多く出逢います。

親の年齢の女性を考えても
女性って、どこでも友達を作るし
好奇心が旺盛で、いつでもどこでも、なんだか元気です。

友人の企画で、異業種の『ステキ女子会』を行いました。
みなさんパワフルで、本当にステキな方々でした。
お目にかかれて、本当によかった。

そして、シマダは、ごはん係です。
昨日は少し寒かったので
ブイヤベースを作りました。

オマールエビのお腹をさばくときに、
『コイツを世界で初めて食べた人は、本当に勇気がある。』
と、しみじみ。

そんなオマール君のおかげで
良いダシが出ておいしく仕上がりました。

2010年10月20日水曜日

秋の吟醸酒を味わう会

実は、日本酒のストライクゾーンが狭いんです。
『ここの酒蔵のアノお酒なら大丈夫。』
と、主張するのは、なんだか野暮なので

「日本酒は苦手なので飲めません。」
と、普段はお断りしています。

自分が苦手だからといって
食べ物を仕事にしている以上、
無知でいて良いということはありません。

勉強のため、日本のイベントに足を運びました。

まずは田酒。
文句なしに、おいしいです。
とても好きです。


満寿泉さんの干支ボトルは、
グラッパみたいでとても可愛らしいです。


熊本の香露の大吟醸は
東京で手に入りづらいお酒だそうです。
熊本物産館で、入荷次第、抽選だとか・・・。



バナナの香りやパッションフルーツの香りがする日本酒があったり
10年以上寝かせた古酒は、紹興酒みたいな味がしたり
蔵によって、方向性が異なって、
そのまま飲んでも楽しいお酒だったり。
料理と合わせるとさらにおいしくなりそうなお酒だったり。

春に飲んだ新酒が、時間を経て
味の深みが増していたり、
杜氏さんが代わって、味が変わったり
米の出来にも影響されます。

日本酒の世界は、深いなぁ・・・
と、しみじみ味わってしまいました。

2010年10月18日月曜日

深川丼

東京の下町に深川という地名があります。

昔は、この辺りでアサリが獲れたそうで
ごはんの上にアサリと長ねぎを
サッと炊いたものをかけた丼を『深川丼』といいます。

おいしい深川丼を食べたいなぁ・・・と思っていたら
築地市場の中に、深川丼をやっている店を見つけました。

甘めの味噌味で、アサリのだしがよく出ています。
「汁だくがおいしいから。」
と、感じの良いおかみさんが、汁だけ別ので出してくださいました。
見た目は地味な料理ですが、しみじみとおいしいです。

タラの煮付けも、頼んでみました。
身がしまったぷりぷりのタラの食感は、ちょっとない体験です。
表面は、醤油でツヤツヤと甘辛く煮てありますが
箸を入れると煮すぎていない白い身がふっくらとしてます。

冷凍マグロのセリを見た後だったので、
おいしいごはんを食べてからだが温まったら
ほわっと眠くなりました。
しあわせ♪

江戸川食堂
東京都中央区築地5-2-1 築地卸売市場6号館
5:00~13:00
日曜・祝日・不定休(築地市場に準ずる)


※だんだん「今朝の築地ごはん」みたいなブログになってきたかも(汗

2010年10月14日木曜日

マツタケ。

今年は、野菜も花も天候不良で不作のものが多く。
ものすごく高いけど、
国産マツタケは、豊作で安いんです。

安いっていってもねぇ・・・
と思っていたら、ご近所の八百屋で
気仙沼産のマツタケが箱で3,800円でした。
品質も、なかなか良いです。

猛暑と雨不足で、出だしが遅れて
今、一気に出てきているみたい。

旬のものは旬のうちに食べるのが一番だけど
冷凍して、お正月に使うのもアリだわ。

こんなにあると、何でもできそう♪

2010年10月11日月曜日

生ジョロキア初体験。

唐辛子農家のPEPPERSさんが
都内のイベントで出展なさると伺い、
覗きに行きました。

さらに種類が増えて約300種類もの
唐辛子を育てていらっしゃるそうです。

さて。
ここでクイズです。
この写真の中で一番、辛い唐辛子はどれでしょう?

私の経験からゆくと
小さくて青い唐辛子が、辛いのですが
この経験をまったく裏切りました。

答えは、右端のオレンジ色のピーマンみたいな
ハバネロよりも辛い、ジョロキアです。

PEPPERSさんの畑で育てている中で、一番辛いそうです。
1個で10人分ぐらいのカレーが作れる辛さだそうです。

実は、私は辛さにとても弱いのですが
そう聞くと、チャレンジしてみたくなりました。

PEPPERSの店主から、
「カライものを食べるときは、
みんなで辛いねって言いながら食べたほうが楽しいです。」
というお言葉を守って、知人のカレー屋さんに持参しました。

細い糸ぐらいの輪切りにして、
みんなでカレーの薬味にしてみました。

まずは、そのまま舌に乗せてみたところ・・・
ふんわりとフルーツ系の香り。
そして。。。
舌が痛いっ。
飲み込むと、揮発性の辛さが喉まで熱くします。

汗が一気に噴き出して、
みんなで「辛いっ!痛いっ!」と大騒ぎ。
辛さも娯楽になるんだと、改めて認識しました。

自然の辛さなので、
少し経つと、スッと引いてゆきます。

辛さが収まると、また食べたくなるのが不思議。

薬膳では、唐辛子は温熱性の食品。
最近、急に冷えこんできて、
からだが、追いついていない感じでしたが
なんだか、唐辛子でカツを入れられたようで、スッキリしました。

2010年10月7日木曜日

うなぎいぬドラ焼き。

ジャムパンには、ジャムが入っていて
肉まんには、肉が入っています。

じゃぁ。これは??

『ウナギイヌ ドラ焼き』をお土産にいただき、
ちょっと、どきどきしながら
ドラ焼きを割ってみました。

・・・ウナギイヌは、入ってませんでしたww

ホッとしたような
残念なような・・・。

2010年9月30日木曜日

南部地鶏炙り親子丼。

築地でブランチをしました。

気になっていた場外の路面店で
親子丼の専門店。

南部地鶏の炙り親子丼をいただきました。
香ばしく炙った南部地鶏が
紅孔雀というブランドたまごで
トロトロの半熟にからまってます。

たまごかけご飯のノリでつるつると喉に入ります。
かみしめると鶏の味がしっかりしていて
夢中で食べてしまいました。

築地って、場外も場内の飲食店で、
『ごはん少なめで』ってお願いしても
私にはいつも、多いんです。

でも、こちらの親子丼は、味も量もちょうどよかったです。
ガッツリ系の男性には物足りないかも?

時間を外した雨の日だったので、
他にお客さんがおらず、
ご主人と奥様に、食材の話やメニュー名について質問したら
快く、教えてくださり、
しばらく話し込んでしまいました。

ごちそうさまでした。

東京都中央区築地4-14-14
南ばら亭
[月・火・木~土]7:00~14:30
[日・祝]10:00~14:30
築地市場の休日にならうため築地の休場日を参照
http://www.tsukiji-market.or.jp/

2010年9月29日水曜日

厚岸産さんまの塩焼き

今年のサンマは、不漁だといわれています。
先日、取材で行った地方の卸売り市場で
1匹500円という価格ついていて
ビックリしました。

でも、秋に一度は食べたいもの。

毎年、秋になると
くちばしの黄色い生サンマを七輪で焼いていました。
炭に滴り落ちた脂で出た、煙で燻されたサンマに
スダチをちゅっって絞って、
醤油をかけた、たっぷりの大根おろしでいただきます。

贅沢だなー
日本人でよかったなー
と思う瞬間。

今年は、七輪でサンマを焼いている時間と場所を作れず、
和食屋さんのランチで厚岸産のサンマをいただきました。

やっぱり、おいしい♪

2010年9月28日火曜日

今年は片月見(かたつきみ) 。

お彼岸を過ぎて、
秋の草花が花屋の店先に並んでいます。

月がきれいな頃ですね。

古い風習では
十五夜と十三夜を同じ庭で見ると、縁起が良いとされました。

今年の十五夜は
東京ではあいにくの雨でした。
後の月と呼ばれる十三夜は、10月20日。

片月見でも、きれいだからいいや。

秋の花を飾って、
来月こそ、お月見をしようと
楽しみにしています。

・・・本当は、最近カボチャの白玉を作るのにハマッていて
白玉で、何かしたいのかも。

料理で季節を感じるのって
なんだか嬉しいんです。

2010年9月26日日曜日

バームクーヘン 再登場

恋は、いつも苦しい。
だけど、カステラを喉に詰まらせると、もっと苦しい。

と、言っていたのは、私の友人のまなみさん。

先日、いただいたmadame shincoのブリュレを
大きく切り分けて頬張ったら、

甘くて、喉に詰まって、くるしー(涙
恋の苦しさって、こんなんでしたっけ?

添えられていた紙をよく見たら
2センチぐらいに(薄く?)カットしてください。
って、書いてありました。

私が、欲張っちゃったのね・・・。


恋は、いつも苦しい。
だけど、バームクーヘンを喉に詰まらせても、苦しい。


きっと、何事も欲張ると、苦しくなるのだと
バームクーヘンを飲み込みつつ、考えた秋の日。

2010年9月23日木曜日

スイーツの撮影

昨日の撮影は、スイーツが多かったです。

フードコーディネイターの仕事って
料理を作るだけだと思われがちですが
いつもお手伝いしてもらっている
しっかりもののアシスタントが、ポツリとつぶやきました。
「けーこさんの仕事って、工作、工芸ですね。」

・・・確かに。

クリアファイルを切った上に肉を並べたり、
ひび割れた生クリームを艶やかにしたり
焼き菓子のへこんだ焦げ目を
ピンセットや箸でふんわり見えるように移植するのも
私の技術のひとつです。
時には、炊きたてでないご飯にカニ穴を開けて湯気を出したり、
汁物の浮き身が中心にくるように、魔法(?)を使ったり。

今は、デジタルカメラで撮影が多いから
いくらでも画像修正できるけれど
リアルでうまく撮れるのが、いちばん良いと思ってます。

撮影終了後に、お客様のご厚意で
商品を味見させていただきました。

どれもおいしくて、
すっかりスイーツパーティ気分になり、
疲れがふっとびました。

ごちそうさまでした。

2010年9月20日月曜日

マダム・ブリュレ

大阪でブレイクしている
madame shinco
マダムブリュレを頂戴しました。

ふわふわのバームクーヘンの上に
フランス産カソナード(赤砂糖)をまぶして
キャラメリゼしたお菓子です。

メープルの香りとバターの香りもほんのりして
日本のお菓子では珍しく、しっかり甘いので
この写真の厚さでは、ちょっと重たく感じました。

温めてもおいしいと書いてあったので
冷たい状態との比較をしてみたのですが
個人的には、冷した方が、
キャラメリゼのカリカリ感があって好きです。

モンシュッシュの堂島ロールのブレイクの例もあるので
マダム・シンコをはじめとした、関西のスイーツから目が離せません。

2010年9月16日木曜日

マツタケとエビフライ。

週末に、お客様のための料理を作るので
食材を仕入れに
築地市場の青果部門に足を運びました。

大陸産のマツタケがたくさん出回っています。

これで3千円です。
牛肉とマツタケで
すき焼き風の料理が頭に浮かびました。

この日のごはんは、
場内の八千代でスペシャルフライ定食。
エビとホタテ、小柱が、サクサクのフライになっています。
どれも、寿司ネタにできそうなぐらい新鮮です。

思わず、キリンフリーの小瓶を頼んでしまったのは
ここだけの話。

2010年9月12日日曜日

冷やしラーメン

秋祭りのお囃子が聞こえるのに
夏の名残の熱い風が吹いてます。

ふと、冷たいラーメンが食べたくなって
お気に入りの店に行きました。

こちらのラーメン屋さんは、
ラーメンって、完成された料理なんだな・・・
と、私に気づかせてくれたお店です。

店主の生真面目さと研究熱心で
料理を楽しんでいる気持ちが
現れるメニュー構成で、
いつもワクワクします。

特に、夏の冷やしラーメンは
毎年、変わるので、とても興味深いです。

今年は、冷たすぎないスープに
鶏の野菜巻き、自家製の厚焼きたまご
夏野菜の寒天寄せ、凍らせたトマトサルサ、
スモークしたタコ、とイカ
たっぷりの白髪ネギと三つ葉
柔らかいメンマと炒った玄米。

凍ったトマトサルサを溶かしながら
味を変えてゆくと
ユズ胡椒のニュアンスも感じられます。

そうそう。
このラーメンを食べて、ちょっぴりからだが
冷えたところで、ほうじ茶とジャスミンティの間のような
不思議な温かいお茶が出てきました。
(このメニューでは、白いごはんかお茶が選べます。)

心遣いが感じられる組み合わせが
嬉しい一品です。

店名 : 戸越 えにし 
住所 : 東京都品川区平塚2-18-8
電話 : 03-3788-5624
営業 : 11:30~15:00/17:00~23:00、土日祝11:30~20:00
定休 : 月曜日

2010年9月6日月曜日

暑い朝のシアワセ。

今年の夏は、記録的な暑さが続いているそうです。

暑さと忙しさで、すっかり夏バテしてました。
そんな私が、この夏を乗り越えられたのは
この冷たいコーンスープのおかげです。



暑くて、なにも作りたくないある日、
コンビニのサンドイッチの棚の前で
『サンドイッチを食べたいけど
 暑すぎて、パンが喉を通らないなぁ・・・』
と思っていたときに、サンドイッチの
冷蔵ケースの横に並んでました。

ためしに、買ってみたら
ホテルのコーンスープみたいに、きちんとした味です。
缶詰やレトルトのような、おかしな後味もありません。
すっかりハマってしまって、
朝ごはんは、このコーンスープという日が続いてました。

残念なことに、9月に入って
まだ暑いのに、このスープを扱うコンビニが減ってきました。

偶然、見つけたので、
嬉しくなってオトナ買いしてしまいました。

ささやかな朝のシアワセです。